介護現場の救世主!片腕1本で腰痛とさよなら!「one to one」

介護仕事の現状

私は介護の仕事について、もう10年になります。
仕事は大変なこともあるのですが、お年寄りの方々との触れ合いや仲間との楽しい交流もあり、そしてやりがいもありこの仕事を続けていられます。
ただ、1つ問題なことがありまして、それは介護現場でのパワー介護による慢性的なつらい腰痛にありました。

私達のやっている介護というのは腰を支点として、介護者を抱き、持ち上げ移動させるというパワー介護でした。
この方法は私達介助者にとっては、腰に負担をかけ続けてしまうもので、職業病として多くの仲間たちが腰痛を抱えていました。
そして、介護者にとっても負担のかかるやり方で、お互いにとってストレスのかかるものでしたが、この方法しかなかったのでこのパワー介護のやり方で介助をしていました。
何とか、この介護者、介助者お互いにとって負担のかからない方法はないかと思っていました。

片腕1本でできる介護

そして、介護の全く新しいやり方として片腕1本でできるまったく腰に負担のかからない介護のone to oneという学校の講座を受けに行ったのです。
教えてくれる講師の方は過去に自分自身が脳梗塞で倒れ、数年間介護されたという経験を持ち、介護の現場を知るone to oneを立ち上げた代表の根津さんという方でした。

彼は30代後半に脳梗塞で倒れ、数年間の介護生活を余儀なくされたという経験を持っている方でした。
全く動けない状況のなかヘルニアで重い腰痛を持っている奥様しか根津さんを介護をできる方がいなかったのです。
そして生まれたばかりの赤ちゃんもいるような状況の中、お互いにとって負担のかからない介護生活を送るにはどうしたらよいかという思考錯誤から生み出された方法なのです。
腰に持病を持つ奥様が従来の介護のやり方では対応できず、2人で編み出した全く新しい介護のやり方が片腕1本でできるまったく腰に負担のかからない介護でした。

今までの介護のやり方とは大きく違い、引く、押す、まわす、ふれる、支点を変えるという画期的な新しいやり方でした。
この方法であれば、介護者、介助者、お互いにストレスがかからずにできるやり方で、講師の根津さんと奥様はこのやり方でしかできないという状況だったのです。

介護現場に腰痛がなくなる時代

この専門技術の講座を受けてみて、私自身、今までやってきた介護の方法はなんだったのだろうかと頭をガーンと殴られたような気持ちになりました。
教えていただいた専門技術は、今までの力まかせにやっていたこて先のテクニックではなく、介護現場を知る講師による本物のテクニックだと思い、正直驚きが隠せませんでした。
先輩たちから教えられてきた方法や自分も指導してきた方法がいかに間違っていたやり方だったかということに気づかされました。
この片腕1本でできる介護の方法が現場で伝えられていれば、今まで腰痛で辞めていった同僚たちも辞めずに済んだと思いました。
これからはこの腰に負担のかからない楽な介助の方法で介護現場が大きく変わっていってくれたらいいなと思います。

私の勤務している介護現場でも、是非この方法を取り入れてもらうように、1日も早く腰痛から解放されるように全介護職員がこの講座を受講することを職場で提案をしているところです。
これからの時代は介護現場に職業病である腰痛がなくなる時代がくると本気で思っています。
そして、腰痛で介護職を辞める人たちがゼロになる日が来ることを、介護職に携わるものとして、切に願っております。

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