【Premiere Pro】Lumetriカラーの使い方を参考画像付き解説・クリエイティブ編

 

Lumetriカラーの基本は分かったけど、他のパラメータが良く分からない
カッコいいカラコレをしたいけど、どうすれば良いのか分からない
「もう少し細かく動画の色を調整をしたい」

今回はこういった疑問を画像付きで答えていきます。

カラコレがきちんと出来ると映像全体の質がグッと上がります。


色調整(カラコレ)と共に良く耳にするのがカラーグレーディング。
どちらも合わせてカラコレと呼ばれることもあり、専用のソフトとマシンで数百万円する機材を用いて行う場合もあります。

今回はAdobe Premiere ProのLumetriカラーのみを使用して行うカラーグレーディング寄りの工程の「クリエイティブ」について出来るだけ噛み砕いて簡単に解説していきます

今までLumetriカラーのクリエイティブを使用していなかった方や、触ったことはあるけど大した効果が無いと思っている方は、簡単に映像の質を変化させられるので是非ご覧頂きたいです。

※使用ソフト:Adobe Premiere Pro CC 2018

 

Lumetriカラーの「クリエイティブ」を参考画像付きで解説

Lumetri
画面上にあるワークスペースの「カラー」を選択すると自動的にLumetri カラーのインターフェースになります。

基本的な色調整が良くわからないと言う方は、【Premiere Pro】Lumetriカラーで色調整(カラコレ)する超基本的な方法も確認してみて下さい。

 

前回が基本編、今回は応用編の前編の説明だよ

 

クリエイティブのLookの選択

基本補正のカテゴリにもありますが、クリエイティブの一番上にもLookという項目があり、最初からいくつか選べるようになっています。

gif01

 

厳密には違いますが、分かりやすく言うとInstagramのフィルターの様なものです。
しかし、そのまま適応するには少し強すぎたり、基本補正の影響で色が飛び過ぎたりする場合があります。

gif02

 

ですので使用する場合は「強さ」のスライダーで自分の好みのかかり具合に調節します。

ちなみにこのLookはLOG撮影におけるLUT(Lookup table)のことなのですが、ややこしくなってしまうので本記事では触れずにまた別の機会に説明したいと思います。

 

フェードとシャープで全体の輪郭を調整する

全く別の効果ですが、画像を見て頂ければ一目瞭然なので、まとめて説明します。

 

フェード

gif03

ぼんやりと色あせた感じにする効果があります。僕は映像に合わせて使う以外に、テロップを際立たせる時にも使う場合があります。

 

シャープ

gif04

こちらは画像でも分かりにくいかもしれませんが、カメラのピントが甘かったりする時に線をくっきりさせたり、逆にパラメータを振って全体の輪郭を少しぼかしたりできます。

 

フェードもシャープもかけすぎると違和感が出てしまうので
使う場合はほどほどがベストだよ

 

自然な彩度による色の濃さの調整

細かい説明を省きますが、人物が写っている時にこのパラメータをいじると良い感じに彩度が上がることがあります。

gif05

 

通常の彩度だと色が濃くなって欲しくない部分も一緒に彩度が上がるので、彩度の調節が上手くいかないと思った時は自然な彩度のスライダーを触ってみることをオススメします。

 

ハイライトとシャドウの色相調整

映像の暗い部分(シャドウ)と明るい部分(ハイライト)に色を追加する機能です。

gif08

 

この映像ですと、シャドウで木の葉の暗い部分、ハイライトで空と家に色が追加されているのが分かります。

映画などを見ていると、妙に緑っぽいけど白い部分は白い、みたいなことありませんか?
あれはこのシャドウやハイライト、更に中間色やパーツ1つ1つの色をもっともっと細かく調整して世界観を作っていたりします。

 

バランスの調整

シャドウとハイライトそれぞれの調整を行なった場合、その効果のかかり具合を調整することができます。

gif09

 

Lumetriカラーのクリエイティブまとめ

 

今回の記事のポイントはこれだ!

Lookは簡単にインスタグラムのフィルターみたいな効果が出来る

映像の明るい部分と暗い部分をそれぞれ調節できる

映画とかは緑や青を乗せて世界観を作っている場合がある

 

クリエイティブ編は、基本編に比べて効果が今ひとつ分かりにくいかもしれませんが、映画っぽい演出のシーン等を作る時に知っておくと便利なカテゴリになります。

例えば番組やYoutubeの編集でも「このカットだけ映画っぽくしたい」なんて言われた時に、Magic Bullet Mojo等のカラコレ専用の有料のプラグインを持っていれば簡単ですが、それなりの値段がするので持っていない場合も多いと思います。

そんな時でもpremiereのLumetriカラーで調節して、上下の黒(シネスコ)を入れて音楽を変えればそれっぽい映像が作れるので、是非ともチャレンジしてみて下さい。

 

色の修正をお願いする時に…

今回の様な色補正の修正やコメントの修正等をクラウド上で簡単に指示できる「AKAPON」をご存知ですか?

無料から使えるオンラインの校正ツールで、動画をアップして再生中にクリックしてコメントを入れるだけなので、
動画の中の 
①どのシーンの ②どの部分を ③どの様に修正したいかを、指示の出し手も受け手もスムーズに確認することができます。

修正コストをがっつり下げてくれるので動画制作をしている方にはとてもおすすめですよ。

 

投稿者:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です